こんにちは元ゴルフショップ店員です。
この記事は8年間のゴルフショップの経験をもとにゴルフクラブのクラブセッティングの選び方を整理しましたので公開しています。
ゴルフクラブを買って練習したりラウンド行ったりするのは誰もがするなか、なかなかクラブセッティングを見直すことは少ないのではないでしょうか。練習やラウンドのあとはクラブセッティングがそのままだと苦手なクラブを使い続けてしまったり、得意なショットが活かせずスコアが伸び悩む原因になります。せっかく新しいクラブを買っても使いどころで悩んでしまいます。
そこで今回はゴルフクラブのクラブセッティングを紹介します。
この記事が皆さんのゴルフクラブの買い替え促進になれば幸いです。
打てないクラブを抜く
セッティングを見直すときに、まずやってほしいのが打てないクラブを抜くことです。
例えば、
- 3Wが地面から打てない
- 4I、5Iが上がらない
- 58度を入れているけどトップやダフリが多い
- 長いクラブが苦手でラウンド中に一度も使わない
こうしたクラブは、入っているだけで安心感があるように見えて、実際にはスコアの邪魔をしている場合があります。
苦手なクラブを無理に使うよりも、得意な番手を厚くする方がスコアにはつながります。
入れる基準は「持っているか」ではなく、コースで迷わず使えるかです。
ティショットを何で打つか
クラブセッティングを考えるうえで、まず整理したいのがティショットを何で打つのかです。
多くの人は「ドライバーを入れるのが当たり前」と思いがちですが、実際にはティショットで使うクラブは一つではありません。
例えば、
- 狭いホールでは3Wや5W
- 左右が怖いなら短尺ドライバー
- ミスが少ないならUTで刻む
- 河川敷や強風なら低い球が打ちやすいクラブ
というように、コースや自分のミス傾向によって最適解は変わります。
大切なのは、一番飛ぶクラブを入れることではなく、一番プレーを安定させるクラブを入れることです。
ティショット用のクラブは「飛距離」だけでなく、方向性と再現性を基準に選びましょう。
セカンドショットを何で打つか
次に大事なのが、セカンドショットを何で打つかです。
実はクラブセッティングの差が最も出やすいのはここです。
ドライバーの後に使うクラブとして、
- 3W
- 5W
- 7W
- 4U
- 5U
- ロングアイアン
などがありますが、ここは人によって最適な構成がかなり違います。
例えば、
- 球が上がらない人は7WやUTが有利
- 左のミスが怖い人はアイアン型UTやロングアイアンが合うこともある
- ラフから打つ機会が多いならUTの方が使いやすい
- 長い距離を2オン狙いしたいならFWが必要
というように、自分がどの距離をどう打つかで変わります。
また、番手ごとの飛距離差も重要です。
3Wと5W、5Wと4U、4Uと5Uがほとんど同じ距離なら、どれかを抜いて別の役割のクラブを入れた方が実戦的です。
セカンドショット用のクラブは、見た目のかっこよさより、コースで高さと距離が出せるかで決めるのが基本です。
グリーン周りを何で打つか
クラブセッティングを考えるとき、意外と見落とされやすいのがグリーン周りの構成です。
アプローチで使うクラブは、
- PW
- AW
- GW
- SW
- LW
- UTや7Iの転がし
など、人によってかなり選択が分かれます。
ここで大切なのは、自分が一番寄せやすい打ち方に合わせることです。
例えば、
- 転がし中心ならロフトの寝たウェッジを増やしすぎない
- バンカーが苦手ならSWを重視する
- 58度や60度をほとんど使いこなせないなら無理に入れない
- 100ヤード以内を細かく打ち分けたいならウェッジ本数を増やす
という考え方です。
グリーン周りはスコアに直結する場面なので、なんとなく入れるのではなく、実際に寄せワンにつながるクラブを残すべきです。
パターの選び方
パターは最後の1本ですが、スコアに与える影響は非常に大きいです。
クラブセッティング全体の中でも、最も結果に直結しやすいクラブです。
パター選びで見るポイントは、
- 構えやすいか
- 打点が安定するか
- 距離感が出しやすいか
- 引っかけにくいか
- ショートしにくいか
です。
ブレード型、マレット型、ネオマレット型など形状はさまざまですが、見た目の好みよりも、実際に自分が真っすぐ構えられるかどうかが大事です。
また、長さやライ角が合っていないと、良いパターでも結果は安定しません。
パターだけはヘッド形状だけでなく、長さ・ライ角・重さのバランスまで見直す価値があります。
100切りの場合のセッティング
100切りを目指すゴルファーの場合は、難しいクラブを減らして、やさしく前に進めることを最優先にするのがおすすめです。
具体的には、
- 3Wは無理に入れない
- 4I、5IよりUTや7Wを優先
- ウェッジは多すぎなくていい
- バンカー用の1本をしっかり入れる
- パターは安心感のある大型ヘッドも有効
100切りの段階では、球の高さや止まり方を細かく操作するよりも、大きなミスを減らす構成の方がスコアに効きます。
河川敷の場合のセッティング
河川敷コースでは、通常の林間コースとは必要なクラブが変わることがあります。
河川敷の特徴としては、
- 風が強い
- 芝が薄いことがある
- 平坦で距離感が変わりやすい
- ランが出やすい
- バンカーや池の配置が独特
といった点があります。
そのため、
- 低い球が打ちやすいクラブ
- 風に負けにくい番手
- 転がしやすいアプローチクラブ
- 無理に高さを出さなくてもいい構成
が合いやすいです。
河川敷では、豪快に打つクラブよりも、ミスに強くて転がしやすいクラブが役立つ場面が多いです。
担ぎラウンドの場合のセッティング
担ぎラウンドでは、プレーだけでなく持ち運びや疲労も考慮したセッティングが必要です。
14本フルで持つよりも、
- 本当に使うクラブだけに絞る
- 役割の近いクラブを減らす
- 兼用できる番手を残す
- 軽いバッグとの相性を考える
といった工夫が有効です。
例えば、使わない3Wやロングアイアンを抜いて、12本前後に絞るだけでもかなり楽になります。
担ぎラウンドでは、1本増やすメリットより、1本減らすメリットの方が大きいことも多いです。
よく行くゴルフ場で使うクラブを入れる
クラブセッティングは、理想論で決めるよりも、自分がよく行くゴルフ場に合わせて決める方が実戦的です。
例えば、
- 短いホールが多いなら刻みやすいクラブを重視
- 長いパー4が多いなら上がりやすいロングクラブを重視
- バンカーが多いならウェッジを重視
- グリーンが速いならパターも含めて考える
といった具合です。
ホームコースやよく行くコースがある人は、そのコースで実際に何回使うかを基準にクラブを入れ替えると、セッティングの精度が上がります。
海外の場合のセッティング
海外ゴルフでは、日本国内とは違う条件が多くなります。
例えば、
- コースが長い
- 芝質が違う
- バンカーの砂質が違う
- 風が強い
- カート利用前提で本数を持ちやすい
こうした条件があるため、普段よりも
- 長い距離に対応できるクラブ
- 高さが出せるクラブ
- バンカーに対応しやすいウェッジ
- 現地の芝で扱いやすい構成
を意識する必要があります。
また、慣れない環境では難しいクラブほどミスが出やすいので、海外ほど“得意クラブ中心”で組むのが安全です。
旅先でレンタルする場合
旅先でレンタルクラブを使う場合は、普段の細かいこだわりよりも、最低限の役割が揃っているかを重視した方がいいです。
チェックしたいポイントは、
- ドライバーが打てそうか
- セカンド用のやさしいクラブがあるか
- ウェッジのロフトが極端でないか
- パターが構えやすいか
- シャフトの硬さが極端でないか
レンタルでは細かいスペックまで理想通りにいかないことが多いので、自分のいつものセットを完全再現しようとしないことが大切です。
むしろ、
- 何でティショットを打つか
- 何でセカンドを打つか
- 何で寄せるか
- パターで違和感がないか
という4点だけを先に決める方が実戦的です。
クラブセッティングは「役割」で考える
ここまで見てきた通り、クラブセッティングは単純に番手を埋める作業ではありません。
大事なのは、各クラブに役割を持たせることです。
例えば、
- ティショット担当
- 長いセカンド担当
- つなぎの距離担当
- グリーン周り担当
- パター担当
というように、役割で整理すると、不要なクラブや足りないクラブが見えやすくなります。
クラブセッティングは「何を持つか」より、何を任せるかで考えると失敗が減ります。
まとめ
クラブセッティングを選ぶときに大切なのは、次のポイントです。
- 打てないクラブを抜く
- ティショットで何を使うかを決める
- セカンドショットの打ちやすさを優先する
- グリーン周りの得意な形を残す
- パターは安心感重視で選ぶ
- 100切り、河川敷、担ぎ、海外など条件別に見直す
- よく行くコースで使うクラブを優先する
クラブセッティングは、一度決めたら終わりではありません。
ラウンド内容や苦手クラブ、よく行くコースに合わせて見直すことで、スコアにも直結していきます。
もし今、
- 使っていないクラブがある
- 苦手な番手をずっと持っている
- 新しいクラブを買ったのに入れ方が分からない
という状態なら、ぜひ一度セッティング全体を見直してみてください。
新しい1本を買うより、今の14本を組み直す方が効くことは多いです。
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