ドライバーの磨き方|ZX7 Mk IIの汚れ落としとマット塗装の注意点

クラブのメンテナンス

練習場で使ったドライバーを見ると、ソールには人工芝のような汚れ、フェースにはボールの打球跡が残っていることがあります。ぱっと見ではきれいでも、手入れをしてみると意外に汚れているものです。

今回は、スリクソン ZX7 Mk IIドライバーを例に、元ゴルフショップ店員が日常のお手入れを紹介します。2026年9月3日公開の動画「【クラブ磨き】ドライバーの磨き方の基本」の実演を、道具と手順に分けてまとめました。

最初に押さえたいのは、ヘッド全体を同じ方法で磨かないこと。特に、つや消しのマット塗装はコンパウンドで磨くと風合いが変わるため、クラウンと、それ以外の部分を分けて考えます。

動画でドライバーの磨き方を見る

汚れの位置や手の動かし方、仕上がりは動画で確認できます。

磨く前にソール・フェース・クラウンを確認

いきなりクリーナーを使う前に、どこに何が付いているかを見ておきます。今回のZX7 Mk IIでは、次の点を確認しました。

部位 動画で確認した状態 お手入れのポイント
ソール 人工芝のような汚れが付着 塗装部分と金属部分を見分け、使用する用品の対象素材を確認する
フェース トゥ側にボールの打球跡 汚れのある部分を確認し、表面の仕上げに合う方法で落とす
クラウン つや消しのマットブラック コンパウンドを使わず、表面の汚れを拭き取る
ヘッド後方 目立った塗装欠けはない クラウンから続く塗装にも注意して汚れを取る

中古で購入した場合は、ヘッドの傷だけでなく、可変ウェイトの位置も確認しておくとよいでしょう。今回の動画では後方の2つのウェイトを確認しています。清掃のために、むやみに取り外す必要はありません。

今回使ったクラブ磨きの道具

用意したのは、コンパウンド、ガラスクリーナー、コーティングスプレー、タオル、ティッシュです。以下は動画で紹介した用品です。

※この記事にはアフィリエイトリンクが含まれます。

Tabata(タバタ)コンパウンドクリーナー GV0534

部分的な汚れ落としに使用。塗装面には使用しないでください。

スクラビングバブル 激泡ガラスクリーナー

ヘッドなどの拭き掃除に使用。以下の購入リンクは480ml×3本・お掃除用手袋付きのセットです。

EVERS(エバーズ)自転車スーパーコーティング 220ml

清掃後の仕上げに使用。

ストリックスデザイン 綿製タオルぞうきん

塗布や拭き取りに使用。以下は10枚入りです。作業にはティッシュも用意します。

タオルは新品でなくても構いません。動画では撮影用に新しいものを使っていますが、普段は汚れたら洗い、繰り返し使っています。砂や硬い異物が残っていない、きれいな面を使いましょう。

用品選びの注意:動画でも、タバタのコンパウンドには塗装面へ使用しない旨の表示があることを紹介しています。少量ならどこにでも使える、という意味ではありません。塗装面には使用せず、フェースを含め、製品表示とクラブの仕上げを確認してください。また、家庭用ガラスクリーナーや自転車用コーティング剤を使った実演は、すべてのクラブへの適合を保証するものではありません。

手順1:ソールの部分汚れを落とす

動画では、タオルにコンパウンドを少量取り、ソールに付いた汚れを部分的に落としています。一見それほど汚れていないようでも、作業後のタオルを見ると汚れが付いていることが分かります。

実際に手入れするときは、コンパウンドを使用できる素材・仕上げの部分だけに使ってください。ソールにも塗装があります。汚れが残っているからといって、塗装部分まで強く磨き続けないようにします。

今回の目的は、人工芝のような付着物や汚れを落として、見た目をきれいにすることです。深い傷や塗装欠けが清掃で元に戻るわけではありません。

手順2:フェースの打球跡を落とす

次に、フェースのトゥ側に付いたボールの打球跡を落とします。動画ではコンパウンドを使い、作業後に打球跡が取れたことを確認しています。

フェースの表面処理はモデルによって異なります。黒いフェースを含め、見た目だけで研磨してよいとは判断せず、クラブとクリーナー双方の使用条件を確認しましょう。汚れが取れたら、それ以上磨き続けずに拭き取りへ進みます。

手順3:マット塗装のクラウンとヘッド全体を拭く

ZX7 Mk IIのクラウンは、つや消しのマットブラックです。ここにはコンパウンドを使いません。研磨すると一部分だけ光ってしまうなど、元の風合いが変わる可能性があるためです。

動画ではガラスクリーナーを使ってクラウンを拭き、その後、フェースやソールも拭き上げています。ヘッド後方の塗装部分も含めて、表面の汚れや残ったクリーナーを取り除く工程です。

お手持ちのクラブで行う場合は、塗装に使用できる洗浄方法を優先してください。マット面は、光沢を出すことよりも、元の質感を保って汚れを落とすことを目安にします。

手順4:必要に応じてコーティングする

清掃の後、動画ではEVERSのコーティングスプレーで仕上げています。作業後には「色に少し深みが出たように感じる」と紹介しました。これは今回の実演での見た目の感想です。

コーティングは毎回必ず行う工程ではありません。また、マット塗装ではコーティングによっても見え方が変わることがあります。元のつや消し感を保ちたい場合は、マット面への適合が確認できる製品を選び、確認できなければこの工程を省きましょう。

手順5:シャフトとグリップを確認する

最後に、シャフトとグリップも手入れします。動画ではガラスクリーナーで清掃していますが、実際にはシャフトの塗装やグリップの素材に合う方法を選んでください。

シャフトはキャディバッグへの抜き差しでも汚れます。ヘッドだけで終わらせず、シャフトの表面も見ておくと、クラブ全体をきれいに保ちやすくなります。

グリップは汚れだけでなく、硬さや握ったときの感触も確認します。動画で紹介したように、以前のしっとりした感触がなくなったり、硬くなったりしている場合は、清掃と併せて交換も検討しましょう。

ドライバー磨きでよくある疑問

マットブラックのクラウンにコンパウンドは使える?

今回の手順では使いません。汚れを落としたくても、研磨によってつや消しの風合いが変わる可能性があります。塗装に適した方法で表面の汚れを拭き取ります。

コーティングは毎回必要?

動画でも、毎回行う必要はないと紹介しています。まず清掃を行い、必要性と塗装への適合を確認してから取り入れる工程です。

タオルは専用品や新品でないとだめ?

新品である必要はありません。普段使いの綿製タオルぞうきんなどを、洗って繰り返し使えます。汚れた面でこすり続けず、きれいな面に替えながら作業してください。

ドライバーのお手入れは、部位ごとに使い分ける

今回の流れは、状態を確認する → ソールとフェースの部分汚れを落とす → クラウンを含めて拭き上げる → 必要ならコーティング → シャフトとグリップを確認する、というものです。

特に覚えておきたいのは、マット塗装のクラウンをコンパウンドで磨かないことと、使用用品の表示を優先すること。ラウンドや練習のあとに汚れの場所を確認し、必要な部分だけ手入れしてみてください。

実際の作業は記事内の動画で紹介しています。使用用品の購入リンクは、この記事の「今回使ったクラブ磨きの道具」に掲載しています。

タイトルとURLをコピーしました