長年使ったフェアウェイウッドは、ソールの走り傷やフェースの打球痕、クラウンの細かな擦り傷によって、全体がくすんで見えることがあります。
今回は、車用の「ホルツ コンパウンドミニセット」を使い、傷の中に残った汚れと表面のくすみを落として、クラブ本来の明るさと光沢を戻す方法を紹介します。
結論から言うと、深い傷や塗装欠けを消すことはできません。ただし、傷の中の汚れを落とすことで、傷を目立ちにくくすることはできます。
今回磨いたフェアウェイウッドの状態
磨く前に、次の順番で傷や汚れを確認します。
- ソール
- フェース
- クラウン
- バックフェース
- シャフト
- グリップ
確認するときのポイントは、落とせる汚れと、磨いても残る傷を分けて考えることです。塗装が完全に欠けている部分や、爪が引っかかるほど深い傷はコンパウンドでは元に戻りません。無理に消そうとすると、周囲に磨き傷が増えて曇る原因になります。
使用したクラブメンテナンス用品
- ホルツ コンパウンドミニセット(粗目・細目・極細、各25g)
- プロスタッフ NEWエックスマールワン コーティング
- 泡タイプのガラスクリーナー
- タオル2枚(コンパウンド用・仕上げ用)
- 固めの歯ブラシ
ホルツ コンパウンドミニセット
プロスタッフ NEWエックスマールワン
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泡タイプのガラスクリーナー
スプレータイプよりも泡がクラブに留まりやすく、拭き上げやすいのでおすすめです。
コンパウンド用と仕上げ用のタオル
特別なクロスでなくても構いませんが、コンパウンドが残ったタオルでクラウンなどを拭かないよう、用途ごとに分けてください。
コンパウンドは極細目から試す
3種類入りのセットでも、ゴルフクラブを粗目から順番に磨くわけではありません。クラブの塗装や表面処理は車のボディと異なり、クリア層の厚さも一定ではないためです。
最初から粗目を使うと、必要以上にクリア層を削るおそれがあります。まずは最も研磨力が弱い極細目を目立たない場所で試し、変化が足りない部分だけ細目や粗目を検討します。通常のクラブ磨きでは、粗目を無理に使わない方が安全です。
フェアウェイウッドを磨く手順
1. フェースの打球痕と溝の汚れを落とす
フェアウェイウッドは地面から打つことが多く、ボール痕だけでなく芝や土の汚れも残りやすいクラブです。スコアラインの中は、少量のコンパウンドと固めの歯ブラシで軽く磨きます。
ただし、黒い塗装や特殊な表面加工が施されたフェースは、強く磨くと色や仕上げが変わる可能性があります。必ず目立たない場所で試し、力を入れすぎないでください。
2. クラウンのくすみを軽く磨く
クラウンには、ティーショットで上側に当たった天ぷら傷や、砂・ほこりが付いた状態で拭いたときの細かな擦り傷が入りやすくなります。
塗装欠けはコンパウンドでは直せません。今回は目立つ欠けがなかったため、極細目を少量つけて軽く磨き、曇りを減らしました。
3. ソールの傷に入り込んだ汚れを落とす
フェアウェイウッドのソールには、砂を噛んだ状態で打つことで横方向や斜め方向の線傷が入ります。傷そのものは残りますが、傷の中の汚れと表面のくすみを落とすだけでも光沢感が戻り、全体が明るく見えます。
4. ガラスクリーナーでコンパウンドを除去する
磨き終わったら、泡タイプのガラスクリーナーで全体に残ったコンパウンドの粉と油分を拭き取ります。コンパウンド用と仕上げ用のタオルは必ず分けましょう。
5. クラウンをコーティングする
最後にクラウンへコーティング剤を施工します。今回使用したエックスマールワンは乾きが早いため、吹きかけたらすぐにティッシュやきれいなクロスで均一になじませます。
磨いた結果
フェースは打球痕とスコアラインの汚れが取れ、全体的に明るくなりました。ソールも傷の中の汚れと表面のくすみが取れ、光沢感が戻っています。クラウンも細かな曇りが減り、年式を考えるとかなりきれいな状態になりました。
一方で、コンパウンドは傷を埋めたり、欠けた塗装を復元したりするものではありません。深い傷を無理に追い込まず、「汚れを落として傷を目立ちにくくする」ことを目標にするのが失敗しにくい方法です。
車用コンパウンドでクラブを磨くときの注意点
- 最初は必ず目立たない場所で試す
- 極細目から始め、粗目は必要な部分だけにする
- 黒染めや特殊な表面処理は強く磨かない
- 塗装欠けや爪が引っかかる深い傷は追い込まない
- コンパウンド用と仕上げ用のタオルを分ける
- 磨きすぎると周囲が曇るため、変化を確認しながら少しずつ作業する
車用コンパウンドはゴルフクラブ専用品ではありません。素材や仕上げによって結果が異なるため、使用する場合は自己責任で少量から試してください。
まとめ
ホルツの車用コンパウンドを使うと、フェアウェイウッドの傷を完全に消すことはできなくても、傷の中の汚れや表面のくすみを落として、明るさと光沢を戻すことができます。
最も大切なのは、3種類をすべて使うことではなく、極細目から始めて必要な場所だけ研磨力を上げることです。まずは古いクラブや目立たない場所で試し、磨きすぎないように作業してください。


